奇妙な鳥・・・【nepia今敏之】
東ティモールを支援国に決めた頃、
ユニセフ東ティモール事務所から、現地で作られている
トイレの写真が届いた。
その写真のトイレ周りに何かいるのを発見した。
『えぇ~っ!何だぁ~っこれ!』つい大声になる。
拡大してみると見たことのない『鳥』らしきものだ。
斉藤に見せると
「確かに鳥ですね!見たことない鳥ですね~ぇ。」
と心細い声で言った。
映画のジュラシック・パークに出てきたあの小恐竜?
をイメージした。
いや~な予感が二人の脳裏を横切り、
乾いた空気が流れる。
トイレに同化しているのか?
保護色な事が、すでにおかしすぎる!
その時、僕の頭の中に、ふきだしが出て・・・
『斉藤のお尻を鳥がツンツン!』と
つつくシーンが浮かんだ。
(なぜか自分ではないところが都合良い)
つい、ふきだしが言葉になって
斉藤に伝えてしまった・・・。
斉藤は顔面がひきつって苦笑いした。斉藤の動揺を
横で見ている高瀬は大喜び
(自分も行くのに彼女は結構平気だ)
すでに部内は大爆笑だ!!
まずいことになりそうだ。
その後ユニセフに問い合わせしようか迷ったが、
恥ずかしいので二人とも聞けなかった。
そこからこの件(鳥の話)にはお互い触れない様にした。
・・その日、僕らは予防接種を受けることを決めた。
つづく
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